突然だが、私は歴史や地理が苦手だ。
歴史は時代の順番もわからない。
日本地図さえあやふやだから、勉強しないといつか笑われてしまう。
とは思っているものの、結局はそのままになってしまう。
遺跡発掘を体験して考えた事がある。
それは人類の歴史は発明の歴史だった、という事だ。
人間は石器を発明した。
槍や弓矢を発明した。
雨露をしのぐ家を発明した。
火の付け方を見つけ、肉を焼く事を見つけた。
土器を発明して、煮る事を憶えた。
米の作り方を見つけ、鉄器や銅器を発明した。
そして古墳を作った。
人類は宗教さえ発明したのだ。
この辺りからおかしくなる。
人類の歴史は発明の歴史から王様の時代になったのだ。
そして私は歴史を憶えられなくなる。
鉄砲の発明した時代は憶えられるかもしれないが、天皇の名前なんて憶えられない。
誰が支配していたかなんてまるで興味がわかない。
現代を見てみよう。
日本はとても平和だ。
仮に天皇が亡くなったとしても、一体何が変わるのだろうか。
多分何も変わりはしないだろう。
総理大臣が変わったとしたら少しは変化するかもしれない。
北朝鮮は金正日の支配が終わり、新しいリーダーがまともな人なら、大分変化するだろう。
だが「電気」が発明された時はどうだったろう。
世界はまさに劇的に変化した。
「電気元年」だ。
このぐらいの変化が次に現れるとしたら…それは多分「地球大統領」の登場だろう。
世界が平和になり、国境が無くなった時だ。
これは難しい話しだし、私が生きている間は無理だろう。
しかし世界中の大体の戦争が無くなり、まともな統治者だけになれば可能だろう。
いつかはこの瞬間が訪れると思う。
…いつか。
その時は誰が支配しているとかじゃなく、人類は発明の歴史に戻るのだ。
反重力装置が発明されれば「反重力元年」だ。
空間ワープが発見されれば「空間ワープ元年」だ。
こういう時代がくれば、私は再び歴史を憶える事が出来るだろう。
天皇・年号一覧表
もし時代があやふやで気になったりしたら読んでみてはいかがだろうか。